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排卵~妊娠するまでのメカニズム

排卵という言葉を知っているでしょうか。
排卵とは、女性の卵巣内で育った卵胞細胞(卵子)が卵巣から排出されて卵管を通って子宮へ向かうことを言います。
この排卵が起こった際に、男性の精子が子宮内に入ってくると、まず卵子の中へ入り込もうとたくさんの精子が卵子の周囲を取り囲み、穴を開けようとします。
水風船におたまじゃくしが集まってくるようにも見えます。
そこで、たった1匹だけが卵子の膜を突き破って中に入り込むことができるのです。
それは、弱い精子は子宮内に入ってくる前に力尽きてしまったり、卵子を取り囲んでいる最中に力尽きてしまったりします。
たった一匹の精子は、卵子の中に入り込むんで、卵子と精子が一つの細胞になり、これを受精といいます。
これを受精卵といい、受精卵は細胞分裂を繰り返しながら子宮内に落ち着きます。
これを着床といい、この時に出血することがありますが、この出血を着床出血と言います。
着床したとしても、着床出血が必ず起こるわけではありません。
万一、子宮内膜以外の場所(卵管など)に着床した場合は子宮外妊娠と言います。
着床が無事に終わると妊娠の成立です。

なお、着床に備えて子宮内膜は排卵後には非常に厚みを増します。
まるで受精卵にとってはふかふかのベッドのようなものです。
受精卵は赤ちゃんの最も最初の姿ですから子宮内膜はお母さんのお腹の中のベビーベッドとも言えます。
妊娠中は、血液中にhCGという成分が増えるため、その数値を測定することで妊娠の判定を行います。
しかし、卵子と精子が出会えば必ず妊娠が成立するわけではありません。
そもそも、排卵があったタイミングで精子と出会えるかもわかりません。
出会えたとしても、受精までたどり着く前に精子または卵子が受精卵になるまでの年齢なのかもわかりません。
受精卵になったとしても、細胞分裂がうまくいくかどうか、また着床できるか、着床後に受精卵に異常が起こらないかどうかは全くの未知数であり、また人間が介入することもできません。

卵子と精子が出会い、力を合わせて受精卵となって着床し、妊娠が継続するということは本当に奇跡の連続です。
様々な条件がうまく合い、また卵子と精子、子宮や母体の状態がうまく合わなければ起こり得ないことなのです。
妊娠するとホルモンのバランスが変化するため、体の中も外も変化が大きくなります。
涙もろくなったりイライラしたりすることも少なくないようです。
なるべくストレスを感じなくて済むような生活パターンを心がけるといいでしょう。

生理は妊娠する為に必要なのです

生理はだいたい月に一度、起こります。
正常な月経周期(生理初日を1日目として次の生理が起こる前日までの日数)は25日から38日と定められています。
生理中は生活も制限されることもあったり人によってはひどい腹痛や頭痛、眠気やだるさを伴ったりとトラブルに悩まされている場合もあり、なんとなく億劫な気持ちになることもありますね。
ですが、生理が起こるのは、排卵があったけれど受精しなかったために古くなってしまった子宮内膜を体外に出すためという大切な役割があるのです。

また、生理が終わると子宮はホルモンの命令に従って次の妊娠のために子宮内膜を厚くして受精卵を待っているのです。
確かに大変な部分もありますが、鎮痛剤を上手に使ったり、適度に体を動かして血流を良くしたり、アロマの力を借りてリラックスを心がけるなどして生理の期間も楽しく過ごすようにできるといいでしょう。
だいたい5日から7日程の期間です。
眠くなったら体を休めるようにしてもいいですし、無理せず過ごしても良いのではないでしょうか。
妊娠をするには、ホルモンバランスによってものの感じ方や味覚の変化など、自分の力や努力だけではどうにもならないということもありますから、生理期間にそのための心の準備をしておくといいと思います。